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人間と動物

正直なところ猫が好きかと聞かれれば嫌いではないと答えるだろう

実害はゼロだし嫌う理由もない

見る分には多分癒しとやらを与える一種の動物なのだろう

ただ今のところ人間が生きるために殺してきたものも

考えてみればすべて動物や植物なんだよ

それに気付かずに一体人間はどれだけの

偏見や主観だけで生きてきただろう

猫を殺してしまった人は逮捕され非難もされ

非難した奴が平気で他の動物の肉を食らう

言葉だからといってその相手に対して

死刑を希望する発言をする

これとあまり関係ない話だが

動物愛護者ではあったとしても

人間をいじめることをまるで平気にやり遂げる

そんな奴はこの世の中にはたくさんいるのだろう

結局罪悪感に主観を交えた結果は

差別意識と合理化の繰り返しが織りなす意志だったのだろう

これまで差別をなくそうという動きはすべてまがいものだったんだろう

いじめを受けた身だからこそ私は今そう思っている

法律というものは曖昧で正直な話が多数派の意見なのだろう

人間は生まれてからは他人との関わりがあったりなかったりで

性格というものはそこで形作られるものなのだろうけれど

同じ条件の人間や動物がいたとしても

自分が仲間だと思う奴ばかりに愛をそそぎ

時には同情し時が来たら裏切ることもあるだろう

結局のところ人間は平等というものがあると見せかけて

何一つ証明できたことはなかったのではないのだろうか

人間は主観で普遍や倫理を語り続け

それが多数派の意見と一致するならば受け入れられ

たとえ本心がそうでなかったとしても

何も気づくことはなくただそのものを受け入れる

たとえ本心でものを語る人がいたとしても

それが受け入れられなければなかったことにされることもある

そんないわば適当に決められた世界の中で

秩序なんて存在するわけがない

ただそれだけは言える

そこでようやく人に対しての思いやりとは何なのか考えるのではないのだろうか

実際のところそんなところなのではないかと私は思っている

詩・随筆