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何かを成し遂げた先に何があるのだろうか

何かを成し遂げた先に何があるのだろうか。何かを成し遂げなければ生きている価値がない、自分は常々そう思ってきた。誰しもが没個性でつまらないと思っていた。そんな中自分だけは違うことをやりたいと思っていた。そう思っている人はきっと自分だけではないだろう。

しかしたまに思う事がある。果たしてその先に何があるのだろうか、と。死んでしまえば何の意味も無い。自分の世界が終わるということは実質的に、世界が終わるということと同じだ。自分が認識できないのであれば、その後の世界で何が起こっていようが、何の意味もない。未来に何らかの価値を見いだすことがあるとしても、そう見出した自分が大事なだけだ。自分の欲望だけが全てである。

そう考えれば、生きている間に報われなければ、全くもって何の意味もない。ゆえに、何を成し遂げることもなく、金だけを工面し、好きな人と一緒に平凡に暮らし、クリエイティブではない趣味に没頭するというように、完全に自分や身近な人の間で完結するような人生であっても何ら変わりないのかもしれない。

幸せに生きればいいのだ。何を成し遂げることもなく、歴史に残らずとも、自分が満足して死ぬことが重要なのだ。死んでしまえば、人間はそれで終わりなのだ。

論説・評論