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「事実」について

 何が「事実」であるかは、現場を目撃しなければ確かめられない。

 目撃者や権威ある特定の個人や団体が発信する情報によって確からしさが確保されたところで、事実であると確定されるわけではない。あくまでそう「信じる」ことしかできない。

 それが科学的根拠のある信頼できる情報であったとしても同様であるし、自分がそこに携わって確かめたとしても、それによって事実だと確定できるわけではない。そうだったのではないかと「予想できる」だけである。

 さらに言えば、現場で直接確かめたものであっても、単に自分が幻覚を見ていただけである可能性も否めない。この場合も、自分が観測したものを正しいと「信じる」ことしかできないのである。

 あとは「自分」をどう捉えるかの問題になるだろう。

論説・評論