メニュー

他人の死に対する喜びをネット上で発信する人達を巡って考えること

 他人の不幸は、基本的には楽しいものであろう。明確にそうとは意識せずとも、自分より恵まれない人を見て、無意識的に喜びを得ている人は多い。それは仕方のないことであるかもしれない。

 しかし、他人が事故や事件に巻き込まれて死んでしまった場合にもなお、それを喜んでいることをネット上で発信してしまう人が少なくないのは、流石に違和感がある。

 ただ考えるだけならまだしも、その事をネット上で発信してしまうあたりが、もはや常軌を逸している。しかも、正々堂々と実名を出して発言するならまだしも、決まって匿名であり、一切責任を取ろうともせずにそうした発言をしているわけである。

 確かに、見ず知らずの他人が死んだとしても、悲しむことがないのは当然かもしれない。しかし、それを喜ぶとなれば、話は違ってくる。あまりに度が過ぎているわけである。

 勿論、「人が死んだら喜んではいけない」というのは論理的ではない。とは言え、彼らはあまりに性格が悪く、あまりに優しさが欠如しているし、そのような人が決して少なくないのは、実に気味の悪い状況である。

論説・評論