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ろろちゃんの件

(非常に)大まかなにまとめるとするならば、
伝説になりたいという野望を持っていた中学3年生の可愛い女子中学生が自殺配信をした、という事だ。

勿論、伝説になりたいと思うだけで自殺配信をするものなのか、と言う人もいるだろうし、
強いて言うなら、「伝説になりたいから自殺配信をしよう」と「思った」事は自分もある。
というより、配信なんてやるなら最後は「死んで売名して終わり」と思ってもいたし、
現時点でもヤバいと言えば相当ヤバい(母親がいなければホームレスだった)のだが、
自分の記憶では、ろろちゃんが実行するほんの数日前も自分は、
「金が尽きてどうしようもなくなったら自殺配信して伝説になってやるぜ」などと母親に豪語していた。
(自殺配信をしようという理由は、30歳になるまでに~をしていなければ、などと色々なものを語った。)
母親の返事はいつも決まって、「伝説になってから死ねばいい」というものだった。
(過去の事かのように語っているが、ほんの少し前の事である。)

けれど、ろろちゃんの場合はまだ、
30歳(と言ってもまだまだ若い)にもなってもいなければ、金が尽きたわけでもない。
ハッキリとした情報ではないが、親は裕福であるらしい。(映像で見た自宅からもそれは明らかだった。)

それならば、なぜ死んでしまわなければいけなかったかというと、
きっと、どうしようもない孤独、不安、受験に対するストレスは勿論、
「自分自身がどう見られているか」をあまりに意識しすぎたのだろうと思った。

学校では友達がいないためにずっと独り。
でも勉強は抜群に出来た(テストで1位を取るほど)ために、
嫉妬もされたのではないかと思う。
同級生と思われる人のツイッターを見てもそういう印象を受けた。
(まるで死を笑って面白がるかのような奴らの態度に、人間の本質が現れたかのように感じられた。
きっと自分が当時死んだとしても、彼女のように可愛い女の子ではなく、ただのデブだったので、
もっと冷ややかな反応があったことだろう。)
見た目も抜群に可愛い。

中学校の時(に限らないが)に告白されていたなら、すぐに付き合った事だろう。
この子がいる中学校は、男は全員ホモなのだろうか?
たとえホモであろうとも、女性には優しくするという態度を徹してもらいたい。

そして、抜群に勉強が出来て可愛いが、友達が出来ず、
家の雰囲気も悪かった。(勉強を強要するような家庭であった。)
常にテストの成績に対するプレッシャーがあり、
受験に対しても勿論、学校のテストなんか以上にあるはずだ。
中学3年生は、自分の経験では、非常に性格が不安定になる時期だ。
とりわけ進学校を狙う立場からすれば、まるでテストのために人生があるかのような錯覚に陥る。
もしかしたら、いじめだって、実際にはあったのかもしれない。
(友達がいないという事は、いじめかそれに近い何かがある事の裏付けでもある。)
そんな中で友達も家族も、心の支えになってくれない。
そうしてネットに心の支えの場を求めた。
とはいえ、ネットでは特になのかもしれないが、
女子中学生に対しては、「エロい何かを求める男ばかり」が集まったりする。
リアルでは話しかけても相手にされないが、
ネットではその特性上、相手にされる。もしかしたら1:1で話せる場面もあるかもしれない。
そういう期待を一身に受けてしまい、それに答えなければ失望される、などとプレッシャーになったりもする。
ろろちゃんは、その「エロい何かを求める男」が見たがるタイトルをうまくつけていた。
そうして人が来るようになり、それはそれで悪人ばかりではなかったかもしれないが、
助けとなる人がいたかと言えばそうではないだろう。(結果としてそう言える)
ネット上では絡んでも、リアルでの絡みが一切ない、という事はこういう事なのかもしれない。
住所をさらしたりすればそれはそれで人が実際に来る可能性もあるが、
彼女はそれがいかにリスクのあることかを知っていただろうし、
親にバレた時に怒られるのもわかっていたのだろう。
(勉強においてでさえも、親から叱られる事を極端に恐れていた。それだけ厳しいのだろう。)
どうあれ、それなりに人は集まっていたらしいので、それで充実感を得られればいいのかもしれないが、
彼女が求めていたのは「伝説」だったのだろう。
自分でさえも「伝説」になろうと「自殺配信」は出来ない。
「死んでからあると信じてやまない伝説」のために、自分の命を捧げるという行為は、
自分からすると紛れもなく「伝説」であるし、「尊敬」もする。
なぜなら、自分はそこまでの度胸がなかったからだ。
(いや、でも彼女の「伝説」を知っている人には、いかに寂しいものであるかも実感して、
真似するのはやめていただきたい。)
果たして、彼女は今、「伝説になった」と喜んでいるのだろうか。
少なくとも、(異性とのものではないが)とある人への「片想い」は「両想い」に変わったようだった。