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死後について

人は死んだら「無」になる。つまり、何も存在しないということである。そのため、より厳密に言えば「無」すら存在しないとも言える。何故このようになるのかと言えば、死ぬことによって、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・意識の6つの機能が停止するからである。天国や地獄があるとしても、それを知ることは出来ない。「無」でしかあり得ないのである。

天国や地獄といったものは、人間がつくり出すものであって、現実の世界と同様の在り方をするのではない。それは妄想と言ってもいいものである。

自分の肉体を離れては、何かを経験することはできない。自分の肉体があって、ようやく自分は自分でいられるのである。肉体があって、心がある。肉体によって心はつくり出されるのである。肉体を離れて、心があるということはない。

死後の世界といったものは、全て妄想である。なぜなら、そのようなものがあるとすれば、それは死後にしか知り得ないものだからである。生きている人間によって伝えられるものは、生きている人間が考えだしたものであり、死後の世界ではあり得ない。死後の世界を生きている人間が知り得ることはない。
死後の世界ないしはそれに近い場所に行ったという経験を語る人にしても、それは肉体があることを前提として、心でつくり出したものなのである。
脳がなければ、物事を考えることはできない。脳死というものに、それは現れている。
心は、脳が紡ぎだすものである。言い換えれば、脳の内的現象である。
その機能を無くしては、何も「無い」のである。
そのため、天国や地獄といった死後の世界というのは、全くの妄想なのである。